zacki:

自分語り多めのモノローグ twi:@TtZack

act:5 黒埼ちとせ編 -紅と罪状と誓約と-

結崎です。

シンデレラガールズ24時間生放送、お疲れ様でした。何だかんだで殆どのプログラムを適度に休みつつ、時にはブッキングしたAqours5th上映会と2窓しつつ楽しませて頂きました。おかげで今クッソ眠いです。

 

最近は本当に色々あって、ブログに文字通りの雑記をまとめたりまとめてなかったりしていますが、このブログって当初はアイマスの担当アイドルの諸々を書くために開設したんだよな...ってことをふと思い出しまして。まさかまさかの4人分(+α)しか記事がなくて自分の飽き性っぷりに辟易しております。時々なんか書いてるとはいえ私今時点で担当13人いるんじゃが?

 

というわけで(?)久々の本編記事更新です。本日は色々すっ飛ばしてシンデレラガールズより、彗星の如く現れた性悪ヴァンパイア(自称)、黒埼ちとせについてです。

 

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登場当初はまさか担当アイドルになってしまうとは思ってもいませんでした。因果とは不可思議なものですね...

デレ7th大阪公演終了後に担当を名乗り始めたので、現時点でだいたい半年くらいのお付き合いになります。時間が経つのが速い...

7th大阪で黒埼ちとせ担当を名乗るようになったオタクが語る黒埼ちとせの「魅了の力」 - zacki:

↑当時書いた「なぜ担当を名乗ろうと思ったのか」をまとめた諸々。ここで感じた根幹は今もブレていません。どんな形であれ、私は面倒なチャームに引っかかってしまっただけの話。チョロいオタクだね!

 

今回は改めての備忘録みたいなものですね。出会った当初の話とか、担当を名乗り始めて視点が変わって、自分自身が今抱えてるものを書き残せればと思います。重くはないですが気分を害する表現があるかもしれません。

 

 

当然ながら、というのもおかしい話ではありますが、VelvetRose,もとい黒埼ちとせに対してのファーストインプレションは「最悪」の一言でした。

ボイス未実装のアイドルを数人担当として抱える身として、「顔も名前も知らない新アイドルが急にCVをひっさげて現れる」衝撃は自分にとっても、そしてコンテンツユーザーとしても本当に凄まじいものでした。はっきり言うと当時の胸の内にあった思いは怒りと不信感だけです。「CVがないアイドルがまだ100人以上もいるのに、こんな登場なんて許されるものか」という今思えば的外れもいいような感情を抱いたことは、少しばかりの後悔と共に今でも強く覚えています。

そしてそのような黒い感情は、思考回路をも昏くするものです。その先にあるのは粗探しと揚げ足取り、そして怒りと悲しみの連鎖。いいことなんてひとつも無い無間地獄のできあがりです。

今思えば、当時は下手すりゃ大炎上ギリギリのツイートばっかりしてたような...今更変な飛び火されても困るので該当しそうなものはデレステ4周年くらいにあらかた削除したのですが、今までその手のリスク回避を割と重んじていた自覚はあったので、そのリスクを侵してでもツイートしていたというか、せざるを得なかったほどに相当追い込まれていたんだろうなあとは思っています。一応信頼できる方々にクローズドに黒い感情をぶつけまくって発散してはいたのですが、それでも足りなかったんだなあと。

 

自分のような人間は当時はそれなりに多かったようで...今でこそ新規参入に多大なる貢献を果たし、シンデレラガールズの新しい顔と言ってもおかしくない彼女もとい彼女たちですが、とにかくこの時期の、構築がシンデレラのPにだいぶん寄っている私のTwitterTLは肯定しても否定しても誰かに棍棒で殴られる予感があったというか、とかく空気が重苦しかったです。実際、この一件で何人かの元知人とは完全に袂を分かつことになりました。

正直なところ、「キャラクターに罪は無い」「自分がどのような思いを抱いていようと、他人の「好き」を否定してはいけない」と、自分がオタクとして、もとい人間として絶対に超えてはならないラインと決めているギリギリのところで踏みとどまって、スレスレのところで事なきを得たように思えます。

 

とまあ、改めて思い出すと酷いもんですね。今更になってあまり当時のことは書くもんではないのは分かっているのですが...この時抱いた感情が今も全くないと言えば、それは嘘になってしまうので。そういうものも全部抱えて担当しようと決めたもので。

 

当時コンテンツの空気全体にあった瘴気のような淀みは、彼女たちの登場当初から応援すると決め、担当を名乗ったPさんの存在や、後に登場するmiroirの登場と活躍、4周年記念曲「TRUE COLORS」への起用、そして時間により少しのものを失いつつも、それ以上にフレッシュな空気を取り入れ次第に消えていき、私自身も段々と受け入れられるようになりました。それこそ担当を名乗れるほどには。

(2020/9/7追記)個人的には周りのポジティブな声とmoroirの存在が大きかったですね。

miroirはVRが発表された時点で新アイドルがまだ2人明かされてなかったので「多分この2人もCVひっさげてくるな」という心持ちができていたのと、純粋に曲で黙らせられた感じです。めっちゃすき。7th幕張、to you for meの披露が勿論最大の目的ではありましたが、一番楽しみだったのがO-Ku-Ri-Mo-No-Sunday!まである。上でも話しましたが、最初の印象でネガティブなものを抱えてしまうとなかなか明るい方向へと見る目を変えられないんですよね。丁度miroirの発表があったのが、荒れに荒れていた自分と周りのオタクが少し落ち着いてきて、「来るものは来るしせっかくなら明るく楽しく受け入れた方が絶対に良い」と考えを改められたのが幸いでした。その後に総選挙があり、VelvetRoseのマーケティングも流れてきて、改めて見返すと「アレ、そんなに悪く無くない?」となり、あとは時間が解決してくれました。チョロいオタクで良かった。

しかしこう考えると前例って存在は大きいですね...別にこのようなコンテンツに限らず、人生における様々な場面で「前例が無いから出来ない/受け入れられない」という案件は目にしますが、そういう判断も頷けるとしか言えなくなってしまった。最近の「おいしいとこだけ摂取する」っていう自分のコンテンツに対するスタンスもここで培われた感じはあるので、今となっては良いことしか無いイベントではありましたね...悪意が籠った先入観と的外れな正義はかくも恐ろしいものです...

 

んで大阪で色々あってからこうなっています。詳しくは上の方に置いた別記事を見てくだち。前置きが長くなりました。書いてて頭痛くなってきた。こっからは明るい話しかしないぞ...

 

そんでもって担当を名乗ってから早半年。

これも当然と言えるのですが、黒埼ちとせという人間を語る以上、彼女の僕であり友である「白雪千夜」の存在は欠かせません。彼女に関しては純粋に今は工藤忍、綾瀬穂乃香担当から見る桃井あずきや喜多見柚のようなポジションというか...なんかそういう感じで接しています。身近にはいるし、少し特別だけど自分は手を伸ばさない、伸ばすべきではない場所に位置しているというか。あくまでも自分が惹かれたのは黒埼ちとせその人であるので。千夜ちゃんを担当にすることは無いかなーとは思う。

ちとせは、千夜をとても、それはとても大切にしています。どうも千夜には相当重い過去があるようで。一説には火事か何かで文字通り「すべて」を失ったとかなんとかと聞いたことがあります(信憑性...あるのか?)。それを哀れんだのか何なのかは知るよしもありませんが、何もなかった千夜にちとせは「所有物」という意味を与えたのかな、と。実際facsinateのコミュでもやたらと千夜を気にかける描写があったり。

 

そんな背景も相まって、白雪千夜は「救われるべき」人間である、と思っています。かつて全てを失った少女に、「黒埼ちとせの従者」以外の意味をもたせ、自分自身を受け入れて過ごせるような人間になってほしい。それはアイマスワールドにおけるプロデュースの理由としては大きなものにもなりましょう。そして、この理由は「自分が消えても千夜が生きていけるように」というちとせの想いそのものでもある。自分のことを省みず、誰かのために自分の人生を使うことを厭わない想い。そんな姿勢を見て、

 

もしかして黒埼ちとせという人間は、ありえないほどの献身主義者なのでは?

 

という思いをいつからか巡らせるようになりました。

私は、そんな他人主義の生き方が死ぬほど嫌いです。

例えそれが作られたキャラクターとは言え、他人の生き方にケチを付けられるほどの人間ではないので、生き方を変えろ、とは言えないけれど。

 

ただせめて、そんな生き方が、「報われてもいいじゃないか」とは思います。

白雪千夜は、シンデレラになれると思います。魔法をかけられて、硝子の靴を履いて、舞踏会に出られる少女だと、救われるべきだと、そう思います。

じゃあ、そんな灰被りを優しく育ててきた継母は?自分を顧みず、他人が救われることを願った少女は、報われるべきじゃないのか?魔法をかけてもいいんじゃないか?

「誰もがシンデレラ」がまかり通る世界なんだから。

 

と、最近は思っています。他人に優しいのは結構なのですが、少しくらいは自分を大事ににしてくれ、と。ここらへんはシャイニーカラーズの担当である甘奈にも言えることですね。私自身がガチガチの利己主義者ということも少なからず影響しているとは思うのですが。

そもそも、なんの感情も抱えてないキャラクターにたかだかライブをみた程度のことで魅了されるはずがないんですよね。弱体耐性が下がってないと入るデバフも入らない。

どっかで歪みに気づいちゃったんだろうなあ...

 

別コンテンツ&身の上話になってしまうのですが、「嫌いな生き方」をする大嫌いなキャラクターを結果的にめちゃくちゃ丁重に大切に扱っている知人がいるものですが、多分本質的には一緒だと思う。いつもその拗らせ方見てゲラゲラ笑ってるんですが割と人のこと言えない気がしてきた。

 

彼女が持つ「魅了」って力も、ぱっと見は利己的なモンに見えますが、こいつのことです。あえて自分自身に他人を依存させてたんじゃないか?とすら思います。他人への依存というのはあまりよろしいことではありませんが、ある種の救いにもなり得るものです。さすがにアレか?とも思いますが白雪千夜に意味を与えたという前例があるので正直否定はできねえなと思っとります。

 

そんなこんなで、色々ありましたが楽しく(?)プロデュースしています。こいつの願望は世界中の人間を魅了して屈服させることらしいです。趣味が悪すぎる。でもそれでこいつが報われるのなら、いくらでも力を貸してやろうと、今はそう言えます。前述した千夜への想いだったり、すーぐ貧血起こしてぶっ倒れる自称吸血鬼のくせに)(むしろ吸血鬼だからか?)虚弱体質も相まってやたら死滅願望がある雰囲気を醸し出していましたが、最近は「約束」ってワードを使ったり、「一生添い遂げる」という意味があるウェディングドレス着たり(なお引けてない模様)、ついさっきメッセージ歌ったりとなんとなく生きてみようかな、くらいには思ってくれてるようで何よりです。というか今日の24時間生のメッセージ聞いてこの駄文を書いております。急にどうしたお前。

 

かつて抱いた悪意が精算できたわけではありません。それでも、善意も悪意も全部抱えて、シンデレラガールズという、歪みまくってるけど愛してしまったコンテンツにこれからも良い塩梅で触れ続けられたらいいな、と思います。そのために「黒埼ちとせ担当」を名乗りました。工藤忍をはじめ、声無し担当にボイスをつけるという願いもまだまだ諦めてねえしな!!

 

あとこれを皮切りにいい加減他担当ちゃんのことも書き始められたらな、と思います。このままだと担当増え続けて一生終わらない気がするし...